ラブ姉さん 逝く
我が家のワンコ 久里には大切なお姉さんがいました。
血がつながっている訳ではないのですが、散歩を始めた仔犬の時に出合った2歳年上のゴールデンリトリバーの「ラブちゃん(10歳)」です。
久里はラブちゃんにワンコとしての仁義を習い、河川敷での作法を学びました。
人気の無い矢田川の中州でカッパの如く悠々と泳ぐ事がラブちゃんのお気に入りなのでした。
小さなお母さんが大きなラブちゃんを連れて歩く事もなかなか微笑ましいものがありました。
私にとってラブちゃんのお母さんSさんは人生のお姉さんであって、様々な悩み事や心配事を聞いていただいてとても慕っているのです。
親子共々、心の支えの様な存在なのです。
ところが、この夏。突然 ラブちゃんはあちらの世界に旅立ってしまいました。
暫らく会わないでいて元気でいるものとばかり思っていたところに、突然お散歩仲間のIさんから電話が入りました。
「ラブちゃん 死んじゃったの聞いてる?」
「えっ!嘘?」
「この間の豪雨の後に矢田川で泳いでいて流されて…」
お母さんであるSさんは悲しみに暮れているそうで暫らくはそっとしておいて欲しいとの事なのでした。
その電話から1週間ばかりたってSさんが我が家を訪れて事の次第を話してくれました。
いつものように川で泳いでたのですが、かなり増水していて勢いもあって流されてしまったみたいなのです。ラブちゃんの他にもう一匹6歳ゴールデンのジュリちゃんは泳ぎきって岸に着いたのですがラブちゃんは…
少し前まではどんな流れでも泳ぎきっていたのに…
Sさんは自分を責めていてラブちゃんに申し訳ないと話していました。しかし、S家にはラブちゃんの他にジュリちゃん、ミニチュアダックスのロコちゃんと世話をするワンコがいていつまでも悲しみに暮れてはいられない状態で気持ちを切り替えらざるえないと言っていました。ただ、矢田川には当分行けそうも無いと言っていました。
何とか気持ちを立て直しているようで少し安心しました。
一昨日、ラブちゃんが旅立って1ヶ月が過ぎお線香をあげにS家におじゃましました。
ラブちゃんは白い小さな骨壷となって花やおやつに囲まれてS家のご先祖様と同じ部屋に祭られていました。
まさかの最後だったのですが、大好きな川で旅立つことができたことが救いかな?とSさんは自分を納得させていました。
大型犬の10歳は人で言えばかなりの高齢な事をであることを忘れてはいけないですね。
10歳だったラブちゃんは人だと75歳の後期高齢者、8歳の久里でも61歳と年金支給年齢となっていてビックリしてしてまいました。
自分自身もいつまでも若くない事を自覚しつつ、ワンコはもっと早く年齢を重ねてしまうことを肝に銘じて生活しなくてはいけませんね。特に大型犬は超スピードで加齢してしまうのて要注意です。
コメント
私もわんこは大好きで、マンションでなければ
飼いたいと思うのですが、確実に自分よりも
先に逝ってしまう事を考えると、ちょっと躊躇してしまいます・・・。
私も病気で亡くしたわんこがいるので
そのときの寂しさを思うと、悩んじゃいますね^^;
大型犬ですけど優しい顔してますネ!
ラブちゃん。。
亡くなってしまったのは残念でしかたないですねど
大好きな河で、今も楽しく泳いでいるかも・・?
ご冥福をお祈りします。
makimeさん
そうですね。
ワンコは確実に飼い主より早く逝ってしまうので、それなりに覚悟はしておかないといけないですね。
でも、その時にならないと今のところわからないですね。
今のうちに精一杯 可愛がってあげますよ。
superiocityさん
今でも久里は
「ラブちゃん」
っていう言葉には反応しています。
人懐こくて本当に可愛い気風のいいお姉さんでした。